むずかしい不動産用語集 ~「オ」から始まる用語~

「リビンマッチ・歩き方」今回は、むずかしいとされる不動産用語「オ」から始まる用語を解説していきます。

不動産用語についてリビンマッチサイトからピックアップして紹介しており、有名どころからマニアックなものまで諸々今月もご紹介できればと思います。

▽オーナーチェンジ
賃貸物件において賃借者が入居した状態で賃貸物件所有者が建物を売却し所有者が変わることをいいます。既に賃借者が存在しており新たな賃借者を探す必要がないためしばしば投資用の物件でこの方法が使用されていますが、建物の管理に関する内容や賃借人より預けられている敷金の移譲等への注意が必要となります。

▽オーニング
家の窓やポーチなどの外側に設置する日よけのことをいいます。テント生地で作られていることが多く、窓から入る陽射しの調節をしたり、ポーチを雨から守ったりするために付けられます。可動式なので簡単に動かすことができ、天候に合わせて調節することが可能です。

▽オーバーハング
もとは登山用語で、岸壁の上のほうに突き出た岩や、張り出した岩のことを指す言葉です。建物の場合も登山用語と同じように、外壁からキャンティレバーで支えられて飛び出した部分のことをいいます。バルコニーやベランダの床などがオーバーハングに当たります。

▽オープンエンド
投資信託において、受益権の買戻しができるものを指します。投資信託では投資者が受託者に資金を提供し受託者が運用しますが、それで出た運用益を投資者がいつでも買い戻すことができる権利のことをいいます。それに対して解約できないものがクローズエンドです。

▽オープンスペース
マンションなど集合住宅において、敷地のうち建築物が建てられていない場所のことです。歩行者用通路や、共用の庭などがこれに当たります。都市部の大規模マンションではヒートアイランド現象防止などの目的で、オープンスペースを緑化することが近年のトレンドになっています。

▽オープンハウス
住宅の販売促進活動の形態の一つ。住宅の購入を検討している人が、実際に住んだときのイメージを持てるように、一定期間、販売する予定の住宅物件の内部を公開すること。オープンハウスには担当の営業員が常在し、販売を促進するため、来場者に物件の説明をしたり、物件の売り込みをします。

▽オール電化システム
都市ガスやLPGなどの燃焼を用いず、家庭で消費するエネルギーの全てを電気としたシステムです。このシステムが整備された住宅をオール電化住宅と呼びます。最もエネルギー消費の大きい給湯は、大気から熱を取り込むエコキュートで行うのが一般的です。この場合、電気料金が深夜早朝帯は割安、平日昼間は割高となる料金体系で契約し、電気消費量の少ない深夜早朝帯で給湯します。

▽追いだき
時間の経過や入浴によって風呂の温度が下がってしまった場合に、適温に戻すために再び過熱することをいいます。以前、追いだきは手動でする必要がありましたが、最近は電気温水器やガス給湯器の技術が向上し、自動的にお湯を沸かし直すことができるようになっています。

▽大壁
大壁とは主に木造建築において柱や梁の外側に壁の仕上げ材を施工するタイプの壁のことです。大壁に対して真壁は柱や梁を外側へ見せて、その内側に木舞壁などを設けるタイプの壁のことです。純粋な和風建築には真壁が用いられますが、一般住宅は大壁で施工される場合が多くなっています。

▽屋外広告物条例
市町村が定めた屋外広告物の規制に関する条例の事をいいます。屋外広告物法の規定に基づいており、はじめは規制可能地域が人口五千人以上の地域と制限されていましたが、平成十六年の法改正により全国どこでも屋外広告物条例を設けて規制することが可能になりました。また、この条例により違反広告物も排除することができます。

▽屋外広告物法
1949年に制定された、屋外の看板や広告に対して取り締まるための法律です。現在は制定された当初とは社会全体が大きく変化し看板広告等も街並みの良好な景観の一部であるという位置づけになりました。そういうことから2004年に景観法という法律が施行されました。

▽屋上緑化
建造物の屋上部分に植物を植えて緑化することをいいます。生活や環境への影響が懸念されるヒートアイランド現象の緩和策としても有効性が認められています。国の制度により樹木や食物を屋上に設置する際に一定の条件を満たしていれば固定資産税が軽減されます。東京都では2001年4月以降、新築、増築する一定以上の敷地面積を有する民有地の地上部の空地及び屋上の20%を緑化することが義務付けられています。

▽奥行
奥行は建築の寸法を表す用語で、横方向の間口に対して縦方向の寸法をいいます。建築物の部屋の情報は面積だけで示されることが多くありますが、間口と奥行によって同じ面積の部屋でも様相が異なります。間口が狭く奥行が長い部屋は日の光が届きにくい傾向があります。

▽乙区
不動産登記簿に記載されている項目で、所有権以外の権利に関する部分のことです。具体的には抵当権や根抵当権をはじめとする担保権と、地上権や賃借権をはじめとする用益権などがあります。記載されているのは順位番号、登記の目的、受付年月日・番号などで、中でも権利関係の優劣を決める順位番号は重要だとされています。

▽おとり広告
おとり広告とは、実際には購入できない商品やサービスを、客寄せの為にあたかも購入できるように表示している広告の事をいいます。不動産では、架空物件や売却済みの物件などの広告がこれに当たり、宅地建物取引業に違反しており、不動産公正取引委員会の規約でも禁止されている行為です。

▽踊り場
階段の途中に設けられた幅の広い平坦なスペースのことをいいます。階段を昇り降りする際の危険防止と小休止のため、または階段の方向を転換するために設けられます。踊り場の設置に関しては、幅と奥行き、さらに、段の高さの最大や最小寸法が建築基準法で決められています。

▽オフバランス
所持する資産を貸借対照表の中から切り離すという意味です。正式名称は「オフ・バランスシート」のことで、資産を保有し続けることに対するリスク・負債を軽減することや、キャッシュフロー獲得の効果がありますが、資産を利用するためのコストが増大することや、キャピタルゲインを獲得する機会を喪失することもあります。

▽オポチュニティファンド
オポチュニティファンドとは、その名前の通り投機的ファンドをいいます。任意の契約によって投資家からお金を集め、それをさまざまな銘柄、コモディティに投資し高い利率で運用をするのですが、元本保証が無いため、リスクはすべて投資家が負うことになります。また、通常のファンドと異なり、銘柄の指定が無いためハイリスクになります。

▽オリジネーター
オリジネーターとは、不動産の証券化により証券化の対象となる不動産や不動産担保債権、不動産信託受益権などの証券の発行に当たるSPCなど譲り渡すもののことを指しています。オリジネーターは原資産保有者や資産譲渡人ともいわれています。オリジネーターは、不動産の証券化を始める役割を担っていますが、資産を譲り渡したオリジネーターは資金を調達することが可能です。

▽オルタナティブ投資
オルタナティブ投資とは、上場株式や債券などの伝統的な資産以外に対して行われる投資のことです。オルタナティブ投資は収益の多様化やリスクの分散、ハイリスク・ハイリターンが期待できる投資方法として発達してきました。 オルタナティブ投資には、不動産投資、鉱産物や農産物などの現物・先物取引、ファンドへの投資、オプション、スワップなど、デリバティブといわれる金融派生商品の取引など多様な種類があります。

▽温室効果ガス
二酸化炭素、メタンなどに代表される地球温暖化の要因となる気体の総称。京都議定書では、6種類の化学物質を指定し、排出量を削減するよう目標値が定められています。人為的な活動により排出される温室効果ガスの中で、最も影響が大きい物質は、二酸化炭素といわれています。

▽オンライン申請
不動産登記をオンライン上で申請することです。オンライン申請には、法務省のオンライン申請のシステムに利用者登録している司法書士が、インターネット上で法務省のオンライン申請のシステムに接続して、不動産登記の申請情報を送信することが必要なことです。

▽オンライン庁
インターネットを用いてオンライン上での不動産の登記申請をできるようにし、登記簿がデジタル化されている登記所のことをオンライン指定庁といいます。しかし、オンライン指定庁がある法務局によっても、今までの通り非デジタルの書面上で登記申請をすることができます。