
こんにちは、リビンマッチ公認!リビンマッチの歩き方~リビンマッチの評判とは~です。
リビンマッチはリビン・テクノロジーズ株式会社が運営する日本最大級の不動産業界全体を網羅する比較ポータルサイトです。
「リビンマッチ」というキーワードで検索するとき、「口コミ」や「評判」といった検索候補もいっしょに提案されます。検索候補にあがるキーワードは、他の人が興味を持っている事柄です。つまり、リビンマッチというサービスは「口コミ」や「評判」について興味を持たれている、ということになります。
では、リビンマッチの口コミや評判は、実際のところどのような内容なのでしょうか?
ここでは「リビンマッチ」といっしょに「口コミ」や「評判」といったキーワードで検索したときに見られる傾向をまとめ、分析します。なるべく中立的な立場から分析し、客観的なデータも活用します。
利用者からの評判
リビンマッチに関する口コミや評判を調べてみると、特に多いのが「電話がしつこい」や「不動産会社が見つからない」「多くの個人情報が必要でこわい」といった声でした。
ですが、口コミや評判の内容をよくよく見ると、本質的な原因はリビンマッチではなく別のところにある、というケースがほとんどでした。以降ではそれぞれの口コミや評判の内容について解説します。
「電話がしつこい」は本当か?
リビンマッチに関する口コミや評判を探すと「電話がしつこい」という声がいくつか見つかりました。
本当にリビンマッチだからしつこく電話がかかってくるのでしょうか?
ですが、リビンマッチは一般消費者と不動産会社を繋ぐ「マッチングサービス」です。リビンマッチの運営本体がしつこく電話をかける、というのは考えづらいことです。
「電話がしつこい」という口コミや評判については、原因がいくつか考えられます。それぞれの原因を切り分けて考える必要があるでしょう。
対応をメールに限定しなかった
リビンマッチで一括査定を依頼するとき、入力フォームの備考欄に「メールでの連絡を希望します」と記載することで、電話連絡を避けることができます。
とはいえ、これは裏技のようなものです。「メールでの連絡を希望する」というチェックボックスをちゃんと表示してほしい、という点については、その通りでしょう。この点については改善が待たれるところです。
入力フォームで連絡手段をメールに限定しなかったとしても、電話連絡を最小限におさえることはできます。電話がかかってきたら「連絡はメールでお願いします」とだけ返せばいいのです。実際にメールのみで査定を依頼したレポートもあります。このレポートではいっさい電話に出ず、メールだけで査定を済ませています。
リビンマッチの仕組みに課題がある
しつこく電話をかけてくる不動産会社を見積もりの候補にあげてしまう、リビンマッチの仕組みにも課題はあるでしょう。
ですが、リビンマッチが悪質な不動産会社を放置する理由はありません。しつこい不動産会社の存在が明らかになった場合、リビンマッチから注意がなされます。改善のきざしが見られないなら、その不動産会社はリビンマッチの加盟店から除外されます。
加盟店から除外するのは、リビンマッチにとって不利益なことのように思えます。リビンマッチは不動産会社へ一般消費者を紹介するとき、不動産会社から手数料をもらうことで収益をあげています。加盟店が減ると、リビンマッチは紹介手数料で利益をあげる機会が減ってしまいます。
ですが、実際には利益のために、リビンマッチは悪質な不動産会社を加盟店から除外する必要があるのです。
リビンマッチの運営元であるリビン・テクノロジーズの事業内容は以下の四つです。
・不動産バーティカルメディア(リビンマッチ)\
・不動産業務支援システム\
・不動産業界向け人材サービス\
・インターネット広告
リビン・テクノロジーズは特にリビンマッチの運営に力を入れています。広告事業も手がけていますが、主にリビンマッチ内部で広告を展開しています。したがって、土台となるリビンマッチにユーザーを集める必要があります。
リビンマッチに悪質な不動産会社が多いと、ユーザーが離れてしまいます。サービスの性質上、良質な不動産会社をそろえないと、リビンマッチは収益の柱を失ってしまうのです。
また、リビンマッチは加盟店への審査基準が厳しいことで知られています。
– 営業スタッフが店舗を訪問する
– 宅地建物取引業免許番号を確認する
– 査定額の提示方法、提案方法を確認する
– 対応しているエリアを聞き取る
– 第三者機関による信用調査を行う
これらの審査を受けたうえで、リビンマッチが求める基準を満たしている不動産会社だけがリビンマッチのサービスへ加入できます。
もちろん、審査だけで悪質な不動産会社を100%排除できるわけではありません。運悪く悪質な不動産会社にめぐりあってしまうこともあるでしょう。気分は悪いかもしれませんが、リビンマッチへ苦情を伝えればいいのです。リビンマッチから注意がなされますし、改善が見られなければ加盟店から除外されます。
不動産会社が見つからない!?
「リビンマッチでは不動産会社が見つからなかった」という声も見かけます。実のところ、リビンマッチのサービス上で査定できる不動産会社が見つからなくても、リビンマッチへ依頼すればスタッフが対応できる不動産会社を探してくれます。
ですが、短い時間で複数の不動産会社へ査定できることがリビンマッチの特徴です。サービスの中で不動産会社が見つからないとがっかりしてしまいます。
さて、これについても原因を考えてみましょう。本当にリビンマッチだから不動産会社が見つからないのでしょうか?
リビンマッチに登録している不動産会社は多いのか?
不動産業界はIT化が進んでいないため、リビンマッチへ登録していない不動産会社が多く存在することは想像にかたくありません。リビンマッチには実際にどれくらいの不動産会社が登録しており、地域ごとにどのような分布になっているのか調べてみました。
具体的にはリビンマッチの「全国不動産データベース」を利用し、都道府県ごとに「売買仲介」のカテゴリに登録している不動産会社の数を調べてみました。以下の数字は2020年4月時点のものです。
都道府県 | 不動産会社数 |
北海道 | 51 |
青森 | 7 |
岩手 | 12 |
宮城 | 25 |
秋田 | 5 |
山形 | 13 |
福島 | 23 |
埼玉 | 93 |
千葉 | 57 |
東京 | 250 |
神奈川 | 68 |
茨城 | 18 |
栃木 | 18 |
群馬 | 21 |
山梨 | 8 |
長野 | 24 |
新潟 | 8 |
富山 | 9 |
石川 | 13 |
福井 | 3 |
岐阜 | 17 |
静岡 | 43 |
愛知 | 102 |
三重 | 13 |
滋賀 | 15 |
京都 | 30 |
大阪 | 147 |
兵庫 | 70 |
奈良 | 15 |
和歌山 | 4 |
鳥取 | 5 |
島根 | 2 |
岡山 | 16 |
広島 | 44 |
山口 | 27 |
徳島 | 4 |
香川 | 7 |
愛媛 | 10 |
高知 | 9 |
福岡 | 145 |
佐賀 | 16 |
長崎 | 17 |
熊本 | 14 |
大分 | 14 |
宮崎 | 12 |
鹿児島 | 15 |
沖縄 | 18 |
まず、47都道府県の合計は1,557社でした。リビンマッチ全体の登録社数は2,400社以上ですが、リビンマッチには「賃貸管理」や「注文住宅」「リノベーション」といった、売買仲介とは異なる分野の不動産会社も登録しています。売買仲介に限っていることを考えれば、妥当な登録社数といえるでしょう。
1,557社が多いか少ないか、という点についても考えてみます。不動産流通推進センターが2019年7月に発表した統計によれば、2014年における不動産代理業・仲介業者の事業所数は49,538社です。つまり、日本における不動産仲介業者のうち、およそ3%がリビンマッチへ登録している計算になります。
少ない、と感じられるかもしれません。ですが、1,557社というリビンマッチの登録社数は、他の不動産一括査定サービスに比べても遜色がありません。1,557社という数に落ち着いているのは、不動産業界全体のIT化が進んでいないことが大きな理由でしょう。
都道府県別の登録社数を考える
調査によれば、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県の1都3県で登録している不動産会社は468社でした。1都3県リビンマッチに登録している不動産会社の約30%を占めています。1都3県で日本の人口の30%を占めることを考えれば、リビンマッチに登録している不動産会社が東京を中心とした1都3県に不動産会社が集まっているのは自然といえるでしょう。
他の県も見てみましょう。愛知、大阪、福岡が、それぞれ100社を超えています。いずれの府県もいわゆる大都市を持つ地域です。やはり人口が多いほど、登録社数が増える傾向にあるようです。これも自然といえるでしょう。
登録社数がゼロの県はありませんが、1桁の県があることも確かです。多くの不動産会社は県という広いエリアではなく、市町村というより狭いエリアをカバーしています。したがって、登録社数が少ない県の場合、対応できる不動産会社が実質的にはゼロである、というケースはあるでしょう。
他の不動産の一括査定サービスもいくつか試してみましたが、リビンマッチに登録している不動産会社が少ない地域は、他のサービスでも同じように不動産会社が少ない、という傾向が見られました。
人口が多い地域ほど不動産会社が見つかりやすい
ここまで述べてきたことを総合すると、実際には「リビンマッチでは不動産会社が見つからない」のではないと思われます。不動産業界は全体的にIT化が進んでいないため、インターネットで不動産を一括査定するサービスに登録していない不動産会社が多いのです。
また、人口の多い都市部ほど不動産会社の数が多いため、自然とリビンマッチへ登録する店舗も増え、リビンマッチで見つかりやすくなります。IT化に対応している不動産会社は都市部に集中している、という見方もできます。いずれにせよ、リビンマッチで不動産会社が見つからない場合は、他の不動産一括査定サービスでも不動産会社が見つからない可能性は高いといえるでしょう。
いっぽう、不動産業界はいままさにIT化を進めている業界でもあります。事実、リビンマッチの登録社数は毎日のように増えています。リビンマッチの営業スタッフが開拓しているだけでなく、最近では不動産会社からの問い合わせも増えているようです。いずれ、どの地域でも不動産会社が見つかるようになるでしょう。
多くの個人情報が必要…気になる取り扱いは?
たしかに、リビンマッチの査定用フォームには多くの個人情報を入力する必要があります。個人情報が漏れるのではないか、という心配はあるでしょう。ですが、リビンマッチへ送信する情報はすべて暗号化されるため、第三者に読み取られることはありません。
また、リビンマッチはプライバシーマークを取得しています。プライバシーマークは「個人情報を適切に取り扱う事業者である」と認められた企業に対してのみ与えられます。プライバシーマークの審査は「日本情報経済社会推進協会」という、リビンマッチとはまったく関係のない第三者機関が行います。
リビンマッチは2006年から現在まで続く老舗のサービスですが、個人情報が外部へ漏えいしたことは一度もありません。個人情報の取り扱いについては、安心できるといっていいでしょう。
まとめ
ここでは「リビンマッチ」といっしょに「口コミ」や「評判」といったキーワードで検索したときに見られる傾向をまとめ、分析しました。なるべく中立的な立場から分析し、客観的なデータも活用しました。
ひとことでいうと、リビンマッチというサービスに大きな問題はない、と考えられます。
「電話がしつこい」という評判や口コミについては、ほとんどの場合、リビンマッチというよりは不動産会社に問題があります。リビンマッチは良質な不動産会社を加盟店として迎えることに注力しています。良質な不動産会社とマッチングさせることが、リビンマッチにとっての利益になるためです。したがって、悪質な不動産会社にめぐりあう可能性は低いと思われます。ですが運悪く悪質な不動産会社に出会ってしまったなら、電話の着信を拒否したり、リビンマッチに苦情を伝えたりと、しかるべき措置をとりましょう。
「不動産会社が見つからない」という評判や口コミについては、不動産業界のIT化が進んでいないことと、都市部に不動産会社が集中していることが主な原因であると考えられます。リビンマッチに加盟している不動産会社は、他の不動産一括査定サービスに比べても多いほうです。今後は不動産業界のIT化が進むでしょうから、いずれはどの地域でも不動産会社が見つかるようになるでしょう。
個人情報の取り扱いについても、プライバシーマークを取得していること、14年以上続いているなかで個人情報が漏れたことは一度もないことなどを考えると、安心できるといっていいでしょう。