こんにちは、リビンマッチ公認!リビンマッチの歩き方~リビンマッチの評判とは~です。
リビンマッチはリビン・テクノロジーズ株式会社が運営する日本最大級の不動産業界全体を網羅する比較ポータルサイトです。
2020年2月14日 四半期報告書が開示されました。
今回はこの報告について考察してみたいと思います。
※当記事はあくまで一考察であり、内容の正しさを保証するものではありませんので、正しい情報をご覧になりたい方は上記報告書をご覧ください。
サマリー
前期第1四半期実績 | 当期第1四半期実績 | 前年同期比率 | 通期計画 | 進捗率 | |
営業収益 | 436 | 464 | 106% | 2,005 | 23% |
営業利益 | 74 | 22 | 29% | 10 | 202% |
経常利益 | 81 | 23 | 28% | 2 | 916% |
当期(四半期)純利益 | 56 | 16 | 28% | 0.7 | 2,119% |
営業収益
前年同期比106%、464万円と順調に推移しました(前年第1四半期436百万円)。成長軌道にあることが裏付けられた数字となっています。
営業利益
前年同期比29%、22百万円とよくない数字に見えます(前年第1四半期74百万円)。しかし、大きく健闘したと考えられます。
今期は経営計画上、積極的投資の年と位置付けられています。通期で2百万円の利益の計画でしたので、すでに進捗率としては202%とすでに達成しています。
実際に重点施策として位置づけられている「人材投資」「ブランディング投資」及びその他で30百万円を投じており、収益を企業の前進のためのエネルギー源として投資したことがわかります。
投資内容
人材投資
リビンテクノロジーズの収益の最大の源泉は不動産業者や建築業者と、消費者のマッチング事業である「リビンマッチ」によっています。
この事業の成功のカギはどれだ、加盟業者数を増やすか?にかかっています。
リビン・テクノロジーズ株式会社の戦略と求人情報にて考察しましたが、リビンテクノロジーズでは採用を強化しています。その最大の理由が加盟業者の勧誘活動にあります。
加盟業者を増やすためには、業者へのアプローチ数を増やすことと、より細かく加盟業者をフォローすることが重要です。
このためには営業担当者(いわゆる受注を獲得する活動ではなく、勧誘活動・フォローを行う担当者)を厚くすることが必須です。
採用活動の成否が、企業の収益に直結するのです。
採用実績にはこのような記載があります。
- 2019年10月~12月 7名入社
- 2020年1月~3月 5名入社予定
- 2020年4月 19名入社予定
2019年12月時点で69名という陣容であるので、非常に大規模な増員だと考えられます。
2020年4月時点で、会社規模が3割拡大するというペースです。
加盟事業所の増加トレンドは継続
営業人員の大幅増強により加盟店獲得のペースを加速させる計画
と報告書には記載されています。最大の経営課題をクリアするための施策ですが、採用ができたということであれば今年度は計画通り攻勢の年になると思われます。
ブランディング戦略
2019年12月にブランディング戦略プロジェクトが立ち上げています。
そして、2020年2月3日、元大相撲力士で大相撲解説者の舞の海秀平氏をイメージキャラクターに起用しました。
イメージキャラクター起用の背景より引用します。
同氏は常に笑顔を絶やさない穏やかな性格であり、2004年にはベストファーザーに贈られるイエローリボン賞を受賞するなど、その親しみやすさと人柄から、現在テレビやラジオなどを通じて幅広くご活躍されております。
「暮らしに役立つサービスで社会の進歩を促すテクノロジーカンパニー」という思いが込められている当社名のとおり、Living(暮らし、生活、住生活)に役立つTechnologies(様々な技術分野)で今後さらなる事業の拡大のために、リビンマッチをはじめとする当社サービスのメインユーザー層に対する認知度の高さ、安心感や信頼感のイメージを持つ同氏を当社イメージキャラクターとして起用し、当社サービスのブランド力向上を図ります。
舞の海秀平氏の起用の背景についてはこの記事に記載しました。知名度、好感度、与えるイメージとして非常にふさわしいのではないでしょうか。
Webマーケティング集客力の強化
2019年10月にYahoo!マーケティングソリューションの認定パートナー 2つ星代理店に昇格しました。
もともとリビンテクノロジーズはリスティング広告の広告代理店として出発しています。リスティング広告とは検索結果に広告を出稿したりして、検索ユーザーなどから集客したりする手法のことです。
Webマーケティングの最も代表的な集客手法の一つです。高い成果を出すためには深いく広範な知識が求められます。
このWebマーケティングのノウハウが、今日のリビンマッチの成功の大きなノウハウの柱となっていますが、この技術的なバックボーンがますます磨きをかけているのです。
2つ星代理店を見ると、Webマーケティングの有名な会社も数多くあり、このようなWebマーケティングの専業企業と肩を並べていることがわかります。
自社で運用をリスティング広告の運用をしている以上、広告運用をいかに上手に回すか?がROI(投資がどれだけ利益を生み出したか)を大きく左右します。
この部分を強化したことは、今後の収益を継続的に改善するものと考えられます。
さらなる飛躍へ
不動産売買登記件数は年間約160万件程度で推移しています。
これに対して、リビンマッチでの査定依頼件数(問い合せベース)は年間約 9万件程度で、また5.6%程度に過ぎません。
知名度の向上、加盟事業所の増加を図ることで大きく事業規模を拡大することが可能だと考えらえます。
これから更にリビンテクノロジーズの飛躍が楽しみだと考えられます。