リビン・テクノロジーズ株式会社の戦略と求人情報

リビンマッチの運営会社であるリビン・テクノロジーズ株式会社は急成長を遂げており、人材募集を継続的に行っています。

どのような人材を募集しているのかを見ることで、これからどのような方向に向けて企業を成長させていこうとしているのか?を知ることができます。

IR情報を見ればもちろん株主への説明のための資料として、成長戦略をどう描いているかについて知ることができます。IRライブラリーはこちら

確かにIR資料はわかりやすく戦略を説明する資料ではあります。しかし、あくまでそれは建前であることもあります。これに対して人材募集は企業経営者の本音そのものと言えます。
正社員を1名雇用することは、生涯賃金で考えると2億5千万円ほどの人件費支出につながります。人件費をかけようとしている分野を知ることで以下のようなことがわかります。

  • 現在どこがリソースとして足りていないのか?
  • どこを伸ばしたいと考えているのか?
  • どこが成長のボトルネックになっているのか?

といった本音の情報を得ることにつながります。

募集職種

2020年1月現在の募集職種についてまとめてみます。

  • 営業部長候補
  • 企画営業職(東京本社)
  • 企画営業職(大阪オフィス)
  • 企画営業職(名古屋オフィス)
  • 総務経理
  • 広報・採用・IR(対外コーポレート)
  • 全プロダクトの企画・運営・管理
  • Webディレクター・Webプロデューサー
  • SEOディレクター
  • Webデザイナー
  • サーバーサイドエンジニア
  • インフラエンジニア
  • フロントエンドエンジニア
  • キャリアアドバイザー
  • アンケートスタッフ(コールセンター)

これを見ると企業の事業領域のほぼ全てにおいて人材募集を行っていることがわかります。
端的にいえば、事業規模が拡大しているため人材が必要だということがわかります。

2019年9月期決算説明資料を見てみましょう。

リビン・テクノロジーズ株式会社2020年9月期業績見通し

2020年9月期は前年比107%の増収を見込んでいます。
また、このためには運営サイトの機能追加、サービス領域の追加が必要になります。そのために開発人員の増員が重要な鍵になってきます。

採用にみる成長戦略

営業強化

まず第一に営業担当者の増員が成長のために重要であることがわかります。

営業部長候補/企画営業職の求人を行っています。
営業担当者の採用というととにかくたくさん営業担当者を雇って、売上金額を競わせるというイメージがあるかもしれません。
しかしリビン・テクノロジーズ株式会社の営業職はこのようなイメージにあるような、いわゆる営業ではありません。

リビン・テクノロジーズ株式会社の最大の事業の柱は、不動産売買の一括見積サービスにあります。
同社が運営しているリビンマッチは不動産売買の一括見積サービスから始まっており、現在もこれが最も重要なサービスです。

一括見積サービスとは、不動産に限らずユーザーがWebサイトを介して引き合い情報を登録すると、それに対して複数の業者が提案を行うというサービスです。

リビンマッチの不動産売買の一括見積サービスは、不動産の売却を行いたいと考えている一般のユーザーが、リビンマッチに物件の情報を登録します。そうするとその地域で営業活動をおこなっている不動産業者がこれに対して提案や見積を送り返すというものです。

消費者からすると簡単に見積をもらうことができ、不動産業者からすると自社で営業活動を行わなくても、不動産を売りたいと考えているユーザーとの営業接点を持つことができるという双方にとってメリットがあるサービスです。

リビン・テクノロジーズ株式会社の営業とはこの不動産業者を増やす活動を行っています。
不動産業者にとってみれば初期費用や月額固定費がかからず、営業チャンスを得ることができるというメリットの大きいサービスです。
繰り返しになりますが一括見積りサービスは不動産業者側にとっては、加盟するだけであれば出費が発生しません。
ですのでリビン・テクノロジーズ株式会社の営業活動は、売上を追うものではなく加盟する不動産業者を増やすという活動です。

企画営業職という募集職種で募集しておきながら、実際は売上ノルマを厳しく課す営業活動をさせる会社は数多くあります。単に営業職という職種で募集すると業務が厳しそうだと敬遠されるため、企画営業職という名称で募集をかけるのです。
しかし、リビン・テクノロジーズ株式会社で募集している営業職は、売上を直接追求する仕事ではありません。企画営業職という言葉の通り不動産業者にとってのメリットをわかりやすく伝える仕事だといえます。

リビンマッチには加入している不動産業者の数は1,400を超えており、この数は不動産売却の一括見積サービスの中では最大級の加盟店社数を誇っています。
しかしながら、地方ではまだ加盟者業者が少なかったりします。また、インターネットでの販促に対してよくわからないからという理由で抵抗感を持っている業者を掘り起こしていくことが必要と考えられます。

不動産流通推進センターの2019年の統計では不動産業の法人数は321,361となっています。加盟していない不動産業者のほうがはるかに多いことがわかります。不動産業者はコンビニエンスストアの数よりも多いのです。
不動産の一括見積サービスはかなり一般的になってきているとはいえ、まだ全然不動産業全体でいえば普及しているとはいえない状況です。そこで、営業を強化することで収益を大きく伸ばすことが可能なのです。
営業部門の強化はリビン・テクノロジーズ株式会社の更なる飛躍のための鍵といえるかもしれません。

リビンマッチの集客力強化・更なる多角化

リビンマッチは不動産や建築という業界を横断する大規模なサービスです。ユーザや売上を増やすためには以下の3つのアプローチがあると考えられます。

  1. 更に多くのサービスを開発し、新たな市場に参入する・または市場そのものを創出する
  2. これまでリビンマッチの存在を知らなかった潜在的な顧客に対して、リビンマッチを知ってもらう施策を実施する
  3. ユーザーに対して更に高い利便性を提供し、利用率、申し込み率を高める

これらの取り組みのために以下のWeb系の職種の募集を行っていると考えられます。

  • 全プロダクトの企画・運営・管理
  • Webディレクター・Webプロデューサー
  • SEOディレクター
  • Webデザイナー
  • サーバーサイドエンジニア
  • インフラエンジニア
  • フロントエンドエンジニア

1.更に多くのサービスを開発する

関連する募集職種

  • 全プロダクトの企画・運営・管理
  • Webディレクター・Webプロデューサー
  • SEOディレクター
  • Webデザイナー
  • サーバーサイドエンジニア
  • インフラエンジニア
  • フロントエンドエンジニア

このように全てのWeb系の募集が関与します。
新しいWebサービスを立ち上げる際の主なフローと、想定される担当する職種を簡単にまとめると以下のようになります。
※あくまで一般的な事業立ち上げモデルを想定しており、リビン・テクノロジーズ株式会社での実際の立ち上げフローと一致しているとは限りません。また、個々のプロセスの中での担当者の役割は明確なものではなく、必要に応じて必要な業務を機動的に様々な担当者が行うのが普通です。

  1. 事業の企画をする
    [全プロダクトの企画・運営・管理]
    主管となって事業企画を先導します。
    [Webディレクター・Webプロデューサー]
    リビン・テクノロジーズ株式会社においては事業はWebサイトと分かちがたく結びついているので、事業企画はWebサイトの構築、機能拡張とほぼ同義になります。そのためWebサイトの制作を主管するディレクター、収益を含めて全てを統括するプロデューサーの業務が重要になります。
  2. 事業モデルを業務フローに落とし込む
    [全プロダクトの企画・運営・管理]
    企画された事業について、社内の諸部門や社外の取引先、エンドユーザーとの関係性を考慮し、実現可能なフローに落とし込みます。また、必要な諸調整を実施します。
    [Webディレクター・Webプロデューサー]
    業務フローをWebシステムで実現するための障壁となる箇所を予測し、あらかじめリスクをなくしておきます。構築や運用プロジェクトを組成し、必要なリソースを確保します。
  3. Webサイトで集客するために適切な全体構造やデザインを設計する
    [Webディレクター・Webプロデューサー]
    設計段階での進捗管理やタスクの割当、遅れているタスクのリカバー、予算管理などを行います。また、Webサイト全体の設計を行います。
    [SEOディレクター]
    検索エンジンから集客できるよう、検索上位に表示されやすい、様々なキーワードで検索結果に露出するようなWebサイトの構造や、個々のページのテンプレートを検討します。
    [Webデザイナー]
    個々のページのデザインやサイト全体の設計をWebディレクターと連携して実行します。
  4. 設計されたWebサイトを構築する
    [Webデザイナー]
    個々のページのデザインや、バナー・イラストの制作を行います。
    [フロントエンドエンジニア]
    Webデザイナーが作成したページのイメージ(この段階では画像です)をHTML・CSS・JSといったコンピューター言語を用いて実際に表示できるように実装(コーディング)を行います。
    [サーバーサイドエンジニア]
    Webシステムはデータベースというソフトウェアに大量のデータを格納しています。物件データ、不動産業者の会社情報、個々のブログ記事のテキストデータなど様々なデータがあります。
    これらの情報をユーザーが表示したいというリクエストを実施した際に、適切にデータを抽出して加工して、必要とするデータを提供するシステムを作るエンジニアです。
    サーバーサイドエンジニア側がデータを抽出し、フロントエンドエンジニアが作成しているプログラムにデータを引き渡すという役割分担になっています。
    [インフラエンジニア]
    完成したWebサイトに対して安定稼働を実現するための運用計画を策定します。また、Webサイトの負荷を見積り、必要なサーバーのスペックを検討したり、実際にサーバーを用意し設定を行います。
  5. 完成したWebサイトに対して集客・売上向上のための改善活動を行う
    [全プロダクトの企画・運営・管理]
    KPI(重要業績評価指標)を常に追い、他のサービスも含め全社的な観点から運営の改善を実施します。
    [Webディレクター・Webプロデューサー]
    当該サービスのKPIを常に追い、改善のための施策の立案、実行、進捗管理、必要な人員や予算といった社内リソースの割当といった必要な手当を適切なタイミングで実施します。
    [SEOディレクター]
    検索からの流入を増やすための改善を立案、効果検証を実施します。

2.潜在的な顧客に対して、リビンマッチを知ってもらう

[全プロダクトの企画・運営・管理][Webディレクター・Webプロデューサー]
全サービスを俯瞰して相乗効果を強めて更に集客を増やす施策を立案します。また、全く違った集客チャネルを開拓するといった活動も行います。
[SEOディレクター]
検索からの流入を増やすための活動を行います。
[フロントエンドエンジニア][サーバーサイドエンジニア]
改善のための必要なWebサイトの機能追加、変更、テストを行います。

3.ユーザーに対して更に高い利便性を提供する

[全プロダクトの企画・運営・管理][Webディレクター・Webプロデューサー]
Webサイトの中で使いにくい点の洗い出し、申し込み率を下げる要因の検討、改善箇所の洗い出しを行います。
[フロントエンドエンジニア][サーバーサイドエンジニア]
改善のための必要なWebサイトの機能追加、変更、テストを行います。

バックオフィスの強化

リビン・テクノロジーズ株式会社は急成長を遂げている株式公開企業です。
そのため、以下の職種の募集が必要になっていると考えられます。

  • 総務経理
    社員数・取引先・売上高が増えるとそれに伴って事務業務が当然のことながら増大します。
    そのため事務系の人員の強化も必要になっていると考えられます。
  • 広報・採用・IR(対外コーポレート)
    リビン・テクノロジーズ株式会社は東証マザーズに上場しており(銘柄コード4445)、株主のために様々な資料をまとめたり、総会の準備といった諸業務があります。そのための人員をもっと強化するということです。
    企業における満足とは4つあるといわれています。従業員満足(ES); 顧客満足(CS); 取引先満足(BS); 株主満足(SS)です。顧客満足はよくいわれることですが、株主満足も重要です。このためにも更に人員を増やそうという計画なのです。

キャリアアドバイザー

リビン・テクノロジーズ株式会社は不動産&建設転職エージェントサービスを行っています。
これまでのリビンマッチでつちかった不動産・建築業界との太いパイプを生かした比較的新しいサービスです。
この業界に特化した転職紹介サービスです。

このサービスでは採用する企業と就職希望者の間のフォローをいかにきめ細かく実施するかが、当該サービスの品質を大きく左右します。そこでリビン・テクノロジーズ株式会社ではキャリアアドバイザーを増員して、サービスレベルの向上と、更に取り扱い高の向上を目指していると考えられます。

アンケートスタッフ(コールセンター)

リビンマッチに登録しているユーザーへの電話アンケートを行う業務です。
実際にユーザーの生の声を聞くことで、サービス全体のレベル向上を常に行っているのがリビンマッチの特徴でもあります。
顧客満足のための重要な取り組みであり、企業の更なる成長のための大切な仕事といえます。

リビン・テクノロジーズ株式会社の求人情報

リビン・テクノロジーズ株式会社の求人の情報は以下のサイトで見ることができます。

  • リビン・テクノロジーズ株式会社公式サイト 求人一覧
    丁寧に職務内容が記載されており、一次情報としてまずは見るべき情報源です。
  • indeed
    非常に多くの職種がまとまって掲載されており、くまなく調べるならindeedがお勧めです。
  • リクナビNEXT
    掲載が終了した求人も載っているため過去にどのような求人を行っていたか。といった情報を知ることができます。

まとめ

企業運営においてかかわる満足とは4つあると先ほどお話ししました。

従業員満足(ES); 顧客満足(CS); 取引先満足(BS); 株主満足(SS)です。

  • ES
    リビンマッチは独自の福利厚生制度があったり、十分な働きやすいインフラを与えている会社です。
    詳しくはリビンマッチのテクノロジーのカルチャーを御覧ください。
  • CS
    アンケートスタッフの増員。また企画営業職担当による不動産業者の厳しい審査の実施。サービスの更なる追加や増強、改善活動。
  • BS
    不動産業者へのフォローを厚くするための企画営業職の増員。
  • SS
    IR担当者の増員

といったように、リビン・テクノロジーズ株式会社を取り巻く全ての人に満足を与えるよう、全方面的な採用を実施していることがわかります。

採用活動によって企業はどの方向に成長していこうとしているのかがわかると冒頭にご説明しました。リビン・テクノロジーズ株式会社は上場企業として、社会の公器としての責任をしっかり果たそうとしているということが読み取れます。